BED OF ROSES

日常

仕事へ行くのが恐い
電話してくる利用者は僕を批判する
全てを否定して周りに愚痴って
もっともらしい意見を言って
他のスタッフまで味方につけるのはやめてよ


僕は追い詰められるだけ


僕が一生懸命、電話してることなんて知らないくせに
僕のことなんてどうだっていいんだよね
自分の理想を求めて、僕を別人に仕立て上げようとする
理想に当てはまらないと「要らない子」なんだよね


僕はここだよ
それじゃないよ
違うよ、それは僕じゃない
そんなモノ、造られただけだ


僕は何に成ればいいの?
どんな意識を保てばいいの?


僕じゃない、誰かを作ればいい
また独り新しく作って、僕は深く閉じていればいい
腕を切り刻んで記憶を飛ばして笑っていればいい


ただ、それだけでいいんだよ
「僕」は要らないんだから